語用論的規範

7.語用論的規範/4.ポライトネス

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

語用論的規範「ポライトネス」「ポライトネス理論」などについてのまとめです。

ポライトネス

138

ポライトネス:語の丁寧さではなく「相手が心地よくなる」「不要な緊張がないようにする」など人間関係を円滑にしていくための言語行動。よって普通体やタメ口も含む。

ブラウン&レビンソンのポライトネス理論

141

ブラウン&レビンソン:1980年以降「フェイス=欲求」とし、以下の2つに分類。

  • ポジティブ(積極的)・フェイス:他者との関わりを望む欲求
  • ネガティブ(消極的)・フェイス:他者と距離を置くことを望む欲求

FTA(Face Threatening Act):基本的欲求である「ポジティブ・フェイス」「ネガティブ・フェイス」を脅かすような言語的行動。

ポライトネス・ストラテジー

ポライトネス・ストラテジー:「ポジティブ・フェイス」「ネガティブ・フェイス」を侵害しないように配慮したストラテジー。以下の2つがある。以下の2つがある。

  • ポジティブ・ポライトネス:ポジティブ・フェイスに訴えかけるストラテジー。
    褒める「そのバッグいいね」「〜さんすごいなあ」「さすが」
    近づきたい「こんにちは」「そうですね」「わかる」
    冗談・ダジャレも
  • ネガティブ・ポライトネス:相手のネガティブ・フェイスを確保するストラテジー。
    前置き「あのー、すみません」「ちょっと伺いたいんですが」「申し訳ありませんが・・・」
    敬語「です/ます」

リーチのポライトネス理論

139

丁寧さの原理:関係を円滑にするための配慮に関する原理。リーチが提唱。以下の6つがある。

  1. 気配りの公理:相手の負担は最小限に、相手の利益を最大限にせよ
    「何冊でも必要なだけ持っていってください」
  2. 寛大性の公理:自分の利益を最小限に、自分の負担を最大限にせよ
    「この2冊だけお借りします」
  3. 是認の公理:相手への非難を最小限に、相手への称賛を最大限にせよ
    ずいぶんよく書けていますねぇ
  4. 謙遜の公理:自分の称賛を最小限に、自分への非難を最大限にせよ
    「まだまだです」
  5. 合意の公理:相手との意見の相違を最小限に、相手との意見を最大限にせよ
    「そうですねぇ」
  6. 共感の公理:相手への反感を最小限に、相手との共感を最大限にせよ
    「おめでとう」

ブラウン&レビンソンのポライトネス理論における「ポライトネス」とは全く別の概念

ヒューマンアカデミー(2017)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版』翔泳社