語用論的規範

7.語用論的規範/6.社会言語学:②言語変種

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

語用論的規範「言語接触」「多言語主義・複言語主義」「言語的人権」「言語計画」「継承語」「アイデンティティ」などについてのまとめです。

言語接触

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言語接触:異なる言語を母語とする2つ以上の集団が社会的に接触すること。この中でどちらにも属さない状況や言語にピジンクレオールがある。

  • ピジン:通商・貿易のために作られた補助言語。特徴は「文法が簡単」「音韻語彙が少ない」「文字がない」。話者がいなくなると消滅する。
  • クレオール:ピジンが長期間使われていくうちに共通言語(母語)となったもの。文法体系が整っていて、音韻や語彙が多い

共通言語(リンガ・フランカ):異なる言語の話者同士が意思疎通のために使用する言語。現在では英語が多い。

ダイグロシア

ダイグロシアファーガソンが提唱。1つの社会で以下の2つの言語変種が共存。

  • 高変種:政治・法律など公的な場面で使用、学校教育で学習する
  • 低変種:日常会話で使用、自然と身につく

ニューヨークでは英語とスペイン語が使われている。
ポリグロシア:3つの言語変種が共存

多言語主義・複言語主義

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  • 多言語主義:社会の中で複数の言語が共存。このうちのいくつかが公用語となる。どの言語を使っても不利にならないようにする。
  • 複言語主義:個人レベルで複数の言語を使用。話せる言語を母語だけに限定しない考え方で、CEFRの基盤。

多文化主義:多言語主義を習慣・衣食などに広げていったもの。カナダのケベック州。
バイリンガル:2言語を使いこなせること(ただ使えるという事実)。複言語主義は使おうとする態度。

自治体の言語サービス

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学習者に多い母語として

  • ポルトガル語:日系ブラジル人・ペルー人
  • スペイン語:ブラジル以外の南米
  • 中国語:中国語の留学生
  • ベトナム語:ベトナムの留学生
  • ネパール語:ネパール・インドの留学生

自治体の多言語対応に限界があり情報格差が問題となっている。そこでやさしい日本語が広がりつつある。

言語的人権

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言語的人権:使いたい言語を自由に使用できる権利。
民族語:国・地域における少数言語。日本ではアイヌ語が代表。
危機言語:消滅の危機にさらされている言語。2009年ユネスコは世界で約2500の言語が消滅しかけていると報告。

日本の危機言語

日本では8言語が消滅の危機にある。
アイヌ語・八丈語・沖縄語・八重山語・与那国語・国頭語・宮古語・奄美語」
アイヌ語以外は日本国内では方言として扱われている。

アイヌ語

338

北海道に移住するアイヌ民族が使用。金田一京助により日本語と異なる言語ということが明らかになった。

  • アイヌ文化振興法(アイヌ新法):1997年に日本政府が公布。アイヌ民族を日本民族と異なる独自の民族として認めた。
  • 同化政策:力を持つ支配的な民族が、力を持たない少数民族に自分たちの文化や生活様式を強要すること。これによりアイヌ語は明治時代に約100年途絶えた。

言語計画

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言語計画:複数の言語が使用されている国でどの言語を優先するかなど決めること。以下の3つからなる。

  1. 席次計画:複数の言語から主要な言語を選んで、どれを公用語・国語とするか、政治・教育はどの言語かなど順位付けすること
  2. 実体計画:選定した言語の文法書や辞書を作成
  3. 普及計画:言語を国民に普及する計画

インドでは難しかった。

継承語

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継承語:親・直系親族の言語
継承語教育:親・直系親族の言語を学ぶこと

LOTEプログラム

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LOTEプログラム:移民が多いオーストラリアで行われている継承語教育(同化政策とは逆)。9言語を優先。

LOTEプログラム

アラビア語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・インドネシア語・マレー語・中国語・日本語

オーストラリアでは日本語学校が少ないがLOTEプログラムにより小学校で日本語を学んでいる。

アイデンティティ

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アイデンティティ:自分が何者であるかという意識・自己同一性。心理学者エリクソンが提唱。
アイデンティティ・クライシス:自分が何者であるか分からなくなる状態。
日本で3年留学した韓国に帰った留学生が、食卓でコチュジャン取ってと言って「ありがとう」と言った時、韓国ではコチュジャン取ったぐらいではありがとうと言わないので水臭いと思われた。

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