11〜13.日本語教育実践

【日本語教師養成講座】11.日本語教育実践1(留学生):①留学生について(留学生とは/留学生受入れ10万人計画/留学生30万人計画/グローバル30/留学生が受けるテスト/初級・中級・上級の違い)

11.日本語教育実践1(留学生)/①留学生について

日本語教育実践(留学生)「留学生とは」「留学生受入れ10万人計画」「留学生30万人計画」「グローバル30」「留学生が受けるテスト」「初級・中級・上級の違い」などについてのまとめです。

留学生とは

日本に来ている留学生の母国、2020年(令和2年)5月1日で

  • 1位中国:4割を占める。
  • 2位ベトナム:2割強、日系の会社が多いため。
  • 3位ネパール:2割弱。

法務省告示日本語教育機関の留学生数と出身国

留学生を増やすための政策

留学生受入れ10万人計画

364

期間:1983年〜2000年→2003年に達成。
フランスを真似した。中国からが9割。

留学生30万人計画

365

期間:2008年〜2020年→2019年に達成。
国内の学生の1割を留学生にしたかった。就職支援もした。

グローバル30

366

真の国際人を育てる国際化拠点整備事業。国際化拠点大学30校を目指していたけど、採用はされたのは13校。九州では九州大学のみ。

留学生が受けるテスト

  1. JLPT:年2回実施、合否が決まる。
  2. EJU:日本留学試験、年2回(6月・12月)実施、他の教科もある。アイテムライター制度導入(テストの問題考える人募集)。
  3. BJT:ビジネス日本語テスト、いつでも受験可。

初級・中級・上級の違い

クラス別による授業のポイント。

初級クラス
  • 具体的な語彙
  • 日常的な内容
  • 文型志向
  • 正確さを重視
  • 到達度による評価
  • JGP(日常的な日本語)
中級クラス
  • 抽象的な語彙
  • 一般的な内容
  • 内容志向
  • 流暢さを重視
  • 熟達度による評価
  • JSP(専門的な日本語)
上級クラス
  • より専門的な内容
  • より抽象的
  • アカデミック
ヒューマンアカデミー(2017)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版』翔泳社