日本語教育実践

11.日本語教育実践1(留学生) ②初級の授業

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

空欄にマウスを置くかタップすると答えが表示されます。印刷時は答えを表示しています。

日本語教育実践(留学生)「授業計画の流れ」「発問の種類」「学習者の誤用」「誤用訂正法」「初級授業の流れ」「練習方法について」などについてのまとめです。

授業計画の流れ

教材分析:教える文法の確認

学習項目の分析(発音・形・意味・機能・使用場面・例文)
到達目標の設定

授業の構成→教案作成→教具の準備→シュミ レーション

発問の種類

  • クローズド・クエスチョン:答えがでやすい
    イエス・ノー・クエスチョン:「はい」「いいえ」で答える。
    オータナティブ・クエスチョン:二者択一。「りんごとみかんどちらが好きですか?」
  • オープン・クエスチョン:答えがでにくいが自由度が高い。「どんなくだものが好きですか?」
  • ディスプレイ・クエスチョン:質問者は回答がわかっているのにわざと質問する。
  • レファレンシャル・クエスチョン:質問者が答えを知らない状態で尋ねる。

学習者の誤用

  • ミステイク:言い間違い。
  • エラー:繰り返し起こす間違い。
    グローバル・エラー:コミュニケーション不可。
    ローカル・エラー:コミュニケーション可。

誤用訂正法

  • 明示的フィードバック:首をかしげて誤用の存在を知らせる、正解をはっきり言う、誤用の箇所を説明、誤用の前の部分まで言う、再話を要求。
  • 暗示的フィードバック:別名リキャスト。さりげなく訂正。

パターンを見つけて帰納的理解を目指す。

初級授業の流れ

  1. 導入:どんな場面状況で使われる文法なのかを知る。2文程度。本物っぽさ真正性を求める。絵教材(写真や絵)を見せるビジュアルエイズペープサート(○✕の札)、レアリア(生教材)などを使う。
  2. 文型提示:形・接続など目で見て確認。
  3. ミーニングチェック:本当に分かっているかお互いに確認。
  4. 練習:機械練習など、3種類以上の練習。
  5. 展開:習った文法を自由に使いこなせるようになることが目標。ゲームをしてなるべく発話させてもよい。

ティーチャートーク:学習者が習った語彙だけで話す。不自然になる。
学習者は、インプット→インテイク→アウトプット。

授業のPPP構造

P1.プレゼンテーション:導入・文型提示・ミーニングチェック(5分)
P2.プラクティス:練習(10分)
P3.プロダクティング:展開(15分)

もっといい授業をするために

  • 内省(ないせい):自己反省。
  • PDSサイクル:Plan-Do-See。
  • PDCAサイクル:Plan-Do-Check-Action。
  • 自己研修型:自らの実践を分析し研究すること。

練習方法について

  1. 機械的練習言語形式面に焦点を当てる。パターンプラクティスを行って反射的に答えさせる。
  2. 有意味の練習:形式面の理解と意味の理解に焦点を当てる。自分自身のことについて考える。シチュエーションドリル(場面を使った口頭練習)を行う。
  3. コミュニカティブな練習:言語の意味に焦点を当てる。流暢さの向上を目指す。真正性を重視する。

    モロウはロールプレイの重要要素として、
    インフォメーションギャップ」「チョイス」「フィードバック」の3点をあげた。

ゲームでの練習

  • クローズ練習:2人だけでする。
  • オープン練習:みんなの前でする。
  • 机間巡視:練習中は教師が学習者の間をまわる。
ヒューマンアカデミー(2017)『日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版』翔泳社