言語と心理

5.言語と心理|5.言語習得

ヒューマン

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

空欄にマウスを置くかタップすると答えが表示されます。印刷時は答えを表示しています。

第二言語習得

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  • 第二言語:目標言語が日常生活で使用されている環境にある
  • 外国語:目標言語が話されていない国や地域において学習する

日本語をどこで学ぶか

  • JSL:日本語学習者が日本語を日本で学ぶ(Japanese as a Second Language)
  • JFL:日本語学習者が日本語を日本じゃないとことで学ぶ(Japanese as a Foreign Language)

臨界期仮説

レネバーグ。ある年齢を過ぎると母語話者のような言語能力を習得するのは難しい。
臨界期=思春期までと言われるが・・・音声・音韻は子どもの方が習得が早いが、文の構造(統語)の学習は大人の方が早い。

誤用分析

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  • ミステイク:その場限りの間違い。
  • エラー:くりかえし起こす誤り。
    コミュニケーションに支障がでる誤りグローバル・エラーとコミュニケーションに支障がない誤りローカル・エラーがある。

化石化:不完全なまま停滞して、それ以上向上しない。
化石化は学習者の母語や既習語の知識が関係する。
逆行(バックスライティング):誤用が改善されても、不安や緊張で再び出現する。「おいしかったです」と言えていたが「おいしいでした」と言うようになる。
過剰般化(ハンカ):第二言語の規則を過剰に適用した結果生じるエラー。過剰一般化。
「おいしいのケーキですね」→「の」は名詞と名詞をつなぐから使い方を間違えた。
「泳いで」を「およんで」といった→「読んで」のように撥音化した。

語用論的転移

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プラグマティック・トランスファーともいう。文法的には誤りではないが不適切な表現。自国の文化を第二言語に適用することが原因。

・「その服とっても素敵だねぇ」「そうでしょ」
・「コーヒーいかがですか」→「コーヒー飲みたいですか(Would you like to drink)」
・目上の人に誘われた時「約束があるから行きません」

文法的な正確さに関わる誤用

文法の誤りという意味。
「テストを受けてるうちに、携帯電話が鳴った」:一定時間内の一時点を表すのは「ときに」。変化を表す「うちに」を使った文法的な誤り。

以下の文は文法的な誤用ではない。

・「新しい薬が風邪を治した」:「新しい薬で風邪が治った」自動詞で使うところを他動詞を使った語用論的な誤り。。
・「私はどこにいますか」:「ここはどこでしょうか」が正しい。英語では「Where am I」なので語用論的な誤り。
・「誰かが私のパソコンを盗んだ」:「パソコンが盗まれた」が正しい。人を主語にする英語からの語用論的な誤り。

誤用の分類

  • 混同:「目上の人尊敬する」を「目上の人に対して尊敬する」と混同する誤用。「を」と「から」の混同「席立った」を「席から出た」と誤用。
  • 誤形成:「高くても」を「高かっても」と発話した形態上の誤用。
  • その他:「熱38度ある」を「熱38度ある」とした助詞の位置を誤った文法的な誤用。

母語の影響による発音の誤用

  • 韓国母語話者:有声音と無声音がない。「電線」が「テンセン」となる。
  • 広東語母語話者:[n]と[r]の混同。「苦労」が「クノウ」となる。
  • フランス語母語話者:[h]の脱落。hが存在しない。「花」が「アナ」となる。
  • ベトナム語・スペイン語母語話者:ヤ行とジャ行の混同。「山」が「ジャマ」となる。「パエリャ」は「パエジャ」。

中間言語

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セリンカーが提唱。第二言語学習者独自の発展途上にある言語体系。学習者のその時点での言語能力を指す。第一言語→中間言語→第二言語。
可変性がある。

アイデンティティ

325

自己同一性・自我同一性。自分がどういう人間か・どうみられているか?
社会的アイデンティティ:性や国籍などの属性。
アイデンティティ・クライシス:第二言語を学ぶ時、自分って何人?と思うこと。

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