音声・音韻/文字・表記

6.音声・音韻/文字・表記|5.文字・表記概説、文字としての漢字(文字の分類/漢字の分類/音読みと訓読み/中国・韓国の字体/学校文法)

5.文字・表記概説、文字としての漢字(文字の分類/漢字の分類/音読みと訓読み/中国・韓国の字体)

ヒューマン

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

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音声・音韻/文字・表記「文字の分類」「漢字の分類」「音読みと訓読み」「中国・韓国の字体」「学校文法」などについてのまとめです。

文字の分類

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  • 表意文字:その字自体が意味を持つ、例漢字
  • 表音文字:字には意味がなく音を表すだけ、例仮名ローマ字
    仮名:子音と母音の組み合わせで文字になる音節文字。
    ローマ字:子音と母音そのものが文字になる音素文字。

漢字の分類

成り立ちによる分類

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六書:漢字の成り立ちにより6分類。(りくしょ)

六書
  1. 象形:形を絵で表したもの、例「月・日・口」
  2. 指事:象形では表現できないものを点や線で表す、例「上・下」
  3. 会意:意味を表す要素を組み合わせる、例「林・明」(かいい)
  4. 形成:意味を表す要素と音を表す要素を組み合わせる、例「糖・銅」
  5. 転注:本来の意味から派生、例「楽(元は音楽の意味)」
  6. 仮借:音が似ている字を使う(かしゃ)、例「亜米利加・印度」(かしゃ)

部首による分類

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部首:漢字を構成する要素の共通の字形。7種類ある。

部首
  1. :左右に分けた左側の部分(へん)
  2. :左右に分けた右側の部分(つくり)→「頭」の部首は旁
  3. :上下に分けた上の部分(かんむり)
  4. :上下に分けた下の部分(あし)
  5. :上部から左側へ垂れ下がっている部分(たれ)
  6. :左上から下部を巡っている部分(にょう)
  7. :全体を包み囲んでいる部分(かまえ)

日本で作られた漢字

国字:日本で作られた漢字のこと。代表的なもの「榊・辻・峠・働」。

音読みと訓読み

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日本語は音読み訓読みの2種類の読み方がある。
漢字圏は音読みのみで1つの読み方しかないことが多い。だから日本語は難しい。日本の音読みには3種類ある。

  1. 呉音:5〜6世紀頃伝わった揚子江の下流地域の音。「頭巾(ズキン)」「神(ジン)」など濁音を含む、「明(ミョウ)」「星(ジョウ)」「行(ギョウ)」など拗音を含む読み方が多い。(ごおん)
  2. 漢音:7〜9世紀頃、隋や唐の留学生が持ち帰った音(一番多い)。「頭髪(トウハツ)」(かんおん)
  3. 唐音:13世紀頃、宋・元・明に禅僧や商人が持ち込んだ音(別名:唐宋音)。「饅頭(マンジュウ)」「扇子(センス)」など特殊な読み方が多い。(とうおん)
次の読み方は音読み?訓読み?

蚊「ぶん」:音読み
蚊「か」:訓読み
茶「ちゃ」:音読み
茶「さ」:音読み
肉「にく」:音読み
絵「え」:音読み

音読み

イ・ウ・キ・ク・チ・ツ・ン」の7種の音で終わる。

訓読み

異字同訓:訓読みが同じ場合、音読みでどの漢字か表す。
「時間を計る・殺意を謀る・解決を図る・審議会に諮る」「興る(おこる)・起こる」
異字同音:異なる字で同じ音読みをする。
「後援・公園・公演・好演」

中国・韓国の字体

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  • 繁体字:画数の多い旧字体。台湾韓国で使われている。(はんたいじ)
  • 簡体字:繁体字の字画を少なくした。中国で使われている。(かんたいじ)
  • 新字体:日本で使われている。(しんじたい)

日本語研究史

  • 橋本進吉:日本の学校文法のベースを作った。(しんきち)

学校文法

学校文法の特徴。

  • 自立語:文節に分けると「月が|きれいな|晩でした」で、文節の先頭にくる語「月」「きれいな」「晩」を自立語という。文節で自立語は1つ
  • 指示詞「こそあど」:品詞ではない。品詞「代名詞」のひとつ。
  • 文節:品詞で区切った単位ではない。文節に分けると「この|問題を|やって|おきなさい」。学校文法では「ね・さ・よ」を付けて区切る。
  • 単独で分節を作れる語:活用する品詞は動詞形容詞形容動詞の3つ。
  • 活用があるもの:自立語である「動詞・形容詞・形容動詞」、付属語である「助動詞」は活用がある。活用は変化しない部分語幹と変化する部分活用語尾に分けられる。「書く」の語幹は「か」、活用語尾は「か(ない:未然形)・き(ます:連用形)・く(とき:終止形・連体形)・け(命令形)」。
  • 日本語教育における辞書形:学校文法では終止形連体形になる。「書く・書くとき」
  • 単独で使えない活用形:動詞の未然形「書かない→ないが付く」。動詞の命令形「書け」・形容動詞の終止形「静かだ」・形容動詞の仮定形「静かなら」は単独で使える。
  • 丁寧体「デス・マス体」:動詞・形容動詞は連用形に付く「書きます・静かです」。形容詞は終止形に付く「高いです」。
  • 活用形の種類:学校文法より日本語文法の方が活用形が多い。日本語文法は「マス形・テ形・タ形・ナイ形・意向形(書こう)・受身形(書かれ)・使役形(書かせ)」。
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