日本語教師養成講座420時間コース、最終科目は教育実習です。アルバイトのモデルスチューデント6名(外国人)を前に30分の授業を行いました。
教案6ページ、絵カード・文字カード併せて60ページ分作成しました。教育実習で講師の方から指摘があった内容、教案作りで参考にしたサイトなどをまとめました。
今回は初級クラスの内容です。教科書は「みんなの日本語 初級Ⅰ・Ⅱ」です。
教育実習での指摘事項
講師によって日本語教師に対する考え方、やり方、こだわりなど方針が様々ですので、参考程度にしていただければと思います。
初級で使える語彙
- 授業でする課の前の課までに出た語彙「既習語彙」と文法しか使えない。未習語彙を使うと減点。
- 授業の区切りで「では」は使っていい。
- 生徒に質問する時「何をしますか。」「どうしますか。」は使っていい。
- 「名詞」「動詞」などの品詞は、みんなの日本語 第14課以降は使っていい。14課で初めて動詞の活用が出てくるため。
教案作り
- 「この絵を見てください。」など指示をきちんと出す。
- 導入では、動詞のグループは気にしなくていい。
- みんなの日本語 第13課までは、動詞のグループは意識しなくていい。
- みんなの日本語 第14課以降の文型練習では、動詞のグループを意識する。2グループ→3グループ→1グループの順に練習する。
- 文型練習の時、1人の生徒に当てた後「はい、一緒に」と言って全員にリピートさせると練習量が増える。
- パターンプラクティスは数が多すぎても生徒が飽きる。
- 学生同士で考えさせる活動も入れる。
- ペアで練習させてもいい(ピア活動)。
- 質問シートなど使う時、プリントを配って「はい、やってください。」と丸投げするのはダメ。一緒に読んだり、最初は例を出して一緒にやる。
文字カード・絵カード
- 文中の句読点「、」や分かち書きは教科書に合わせる。
- 文の終わりは句読点「。」を付ける。
- 文が長い時は2行にしてもいいが、3行はダメ。
- 文字サイズは教室の一番後ろの席で見えるサイズにする。
- ホワイトボードに貼る教材はB4サイズがいい。A4では小さい。
- 手に持つ文字カード(フラッシュカード的な)はA4でもいい。テンポよくめくれるサイズにする。
- コピー用紙は薄くてめくる時にペラペラになるので、厚紙がいい。
- 裏と表に書いて、ひっくり返して使ってもいい。
- カードの裏にカンニングペーパーを書いてもいいが、そこに目が行くのが分かるので暗記した方がいい。
- 絵カードは、登場人物が2人以上の時、服の色を変える。
- 教材は基本練習・応用練習で同じ教材を上手く使い回す。
- 文章が長くなって1枚に収まらない時は、A4を横につなげてテープで貼ってもいい。
立ち位置・立ち振舞
- 授業中、教案を見たら減点。
- 絵カード・文字カードは正面に持たない。自分の右か左か横に持つ。
- ホワイトボートを教室中央に置いた時、向かって右側に立つ。書く時は向かって少し右寄りで書き、説明する時は向かって右側から右手で指す(右利きの場合)。
- 生徒に背中を向けない。少し身体を斜めにしておく。完全に生徒に背を向けると、すぐにお菓子を食べたりするらしいです(笑)。
- 「を」は「wo」ではない。「o」と発音する。
話すスピード
- 初級だからと言ってゆっくり過ぎてもダメ。
- 最初はゆっくりめに話し、パターンプラクティスではテンポを上げる。
キューの出し方
- 個人に言わせたい時:その生徒を指す。
- 全員に言わせたい時:全員を指して「はい、一緒に」「みんなで」と言う。
ホワイトボードの使い方
- ホワイトボードに貼りすぎない。
- ホワイトボードの端から端まで使わずに、右側を少し空けておく。生徒からの質問に書いて答えられるスペースを作っておく。
- ホワイトボードの下の方は見えない生徒がいるので、上から2/3ぐらいを使う。
- 絵カードや文字カードをホワイトボードに貼る前に、一度生徒に見せる。