2021年10月24日に令和3年度日本語教育能力検定試験を受験しました。
試験1ヶ月前に3年分の過去問と聴解問題・記述問題の勉強まで終わり、ラストスパートをかけて最後1ヶ月のスケジュールを練り直した記事がこちら。
ラスト1ヶ月の勉強内容
- 3年分の過去問で出てきたたくさんのキーワードを再度確認。何のことかすぐにピンとくるようにする。
- 自作の口腔断面図カードで「口腔断面図↔調音点・調音法」「50音↔調音点・調音法」がすぐに言える練習。
- 令和3年度試験用の時事問題と苦手分野のまとめ。試験当日もこれを見て直前まで確認する。
- 1週間前の日曜日に本番と同じ時間帯で、初めての過去問を解く(合格点に届かず)。
- 最後の週は大根先生の一問一答とアルクのスピードチェック問題100を2秒で答える練習。
今さらだけど、この時期にコンタクトを買い替えました。過去問や赤本がずっと見えにくいまま勉強していて、試験当日に雨でも降ろうものなら、問題が見えなくて解けないと思ったから。
試験1週間前、ついに遠近両用コンタクトにしました!早く替えとけばよかった(笑)
最終的なトータル勉強時間
9月に中だるみした時期もあったけど、最終的に合計300時間勉強していました!
Studyplus(スタディプラス)での記録。

大人になってこんなに勉強したのは初めてです。フルタイム勤務・子育ての中、300時間かけてもう二度と受験はしたくないというのが正直な感想。学生さんたち受験生はすごいな!
試験当日のこと
とにかく時間が長いのは噂に聞いていました。会場までの往復を合わせると1日がかりになるため、前泊する人も多かったようです。
九州会場での受験で「九州工業大学 戸畑キャンパス」でした。新幹線で小倉駅まで行き、JRに乗り換えて小倉駅から九州工大前駅まで行きました。
博多ー小倉間は「新幹線よかよかきっぷ」が往復3,100円でお得です。

コロナ禍で教室は窓を開けていたので、暖かい格好をしてひざ掛けを持っていきました。
会場近くにコンビニがない可能性があり、お昼ご飯と休憩時間に食べられるお菓子は会場に入る前に買いました。
帰りは九州工大前駅の切符売場に長い列ができていたので、ICカードがない場合は切符を往復で買っておいた方がよさそうでした。
受験後の感想
難しかった!のひと言です。2ヶ月落ち込みました(笑)。
300時間が・・・
- 試験Ⅰ・試験Ⅲ(マーク式):1問1分のペースで解く練習はしていたけど、問題が難しくて考え込んでしまって試験後半は問題をじっくり読むことなく回答。それに過去問4年分の知識で回答が導き出せなかった。
- 試験Ⅲ(記述問題):「反転授業」の意味が分からなかったけど、なんとか400字埋めた。
- 試験Ⅱ(聴解問題):説明の音声が流れている間に「調音点・調音法」の表を書いてこれを見ながら解いたが、焦って家のようには聴き取れなかった。
試験Ⅱ9ページ目に書いた実際の表↓元ネタはコレ

で、結果はどうだったのか
2021.12.28、小さなハガキで結果が届きました。
各日本語教育機関で解答速報がすぐに出るので結果は分かっていたんだけど・・・


試験Ⅰ:60/100点
試験Ⅱ:30/40点
試験Ⅲ:54/100点
計:144/240点
令和3年度の合格最低点数推定は158点らしく、14点足りず不合格でした。
今後、初めて受験する方へ
受験を決心してから、覚悟を決めて費やせるだけの時間をかけて勉強しましたが、倍ぐらいの勉強時間が必要だったのかも知れません。
合格するには過去問を制覇すればいいと養成講座の先生が言っていたのですが、過去問だけでは、問題のパターンは掴めても応用が効かないように思いました。
日本語教師養成講座(420時間)受講中、本業が日本語教師ではない私のような会社員は、過去問を解く前に赤本「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」を徹底的に見直せばよかったのかも知れません。あとは実践の場が圧倒的に少なかったのが原因のひとつ。
4ヶ月で一発合格は無理でした。
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日本語教師養成講座(420時間)は、あと教育実習のみとなりました。
2020年4月に受講開始し、順調にいけば2022年6月に修了。2年以上もかかってますが、もうすぐ日本語教師デビューできそうです。