言語と心理

5.言語と心理|3.言語知識の獲得と言語理解の過程

ヒューマン

日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

空欄にマウスを置くかタップすると答えが表示されます。印刷時は答えを表示しています。

記憶のプロセス

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二重貯蔵モデル

アトキンソン&シフリンが提唱。記憶には短期記憶と長期記憶がある。

  • 短期記憶:一時的・短期的に貯蔵された情報。例「これから電話をかける相手の名前・明日の会議の時間」。
  • 長期記憶:ほぼ永続的に貯蔵された情報。例「家族の誕生日・卒業した学校」。
  • 長期記憶の中に辞書のようなもの「メンタル・レキシコン(心的辞書)があって、形式や意味のネットワークが構築されている。

ワーキングメモリ

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単語・文法を記憶する。初級の学習者が上手く話せないのは、ワーキングメモリがいっぱいになっている。

二重貯蔵モデル・ワーキングメモリ

チャンキング:語を覚えるときにグループ分けすること。食べ物・動物・文房具。
生成効果:自分で問題を作ったり解いたりすること。
体制化:関連する情報をグループにまとめて整理する。歴史で年表を作ったり、時代に分けたり。

リハーサル

第二言語を習得するために、インプットした情報をとどめたり、長期記憶へ送ること。以下の2つがある。

  • 維持型リハーサル:短期記憶にとどめておく方法。忘れないように声に出したり、心の中で何度も復唱したりして覚える。買い物行く時、先にリストアップする。
  • 精緻化リハーサル(せいちか):長期記憶に転送する方法。情報をイメージ化したり既有知識と関連づけたりする。カテゴリー分け・語呂合わせ・チャンキング。

知識構造

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スキーマ

認知言語学の概念。

・丸くてはずむ→ボール。
・人が出入りするドアがあってガラスの窓があり中には椅子がありハンドルも付いていてタイヤが4つついている鉄の塊→車に詳しい人なら車と思う。
・ゆううつな月曜日/待ちに待った金曜日。
・悪い人が行く→交番。

こんな知識がスキーマ
「ボクシング選手=彼女」の場合、ボクシング選手(男のイメージ)に対するスキーマが活性化され、葛藤が起きる。読み手は推論を行いながら文章を読む。この過程で文と文の間に結束性が築かれる。

スキーマの中にフレームスクリプトがある。

フレーム

ある概念を理解するのに前提となうような知識構造。

・「山田さんは会社へ戻りました」→山田さんが客先にいるのが前提。
・「山田さんは会社へ行きました」→山田さんが家にいるのが前提。

スクリプト

フレームの中で出てくる一連の構造で特に時間軸に沿った連続する具体的な場面による知識構造。台本=スクリプト。

・買い物する時
お店に入る→商品を探す→商品を選ぶ→値段をチェックする→レジに行って並ぶ→代金を支払う→袋に入れる→店を出る。

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