音声・音韻/文字・表記

6.音声・音韻/文字・表記|7.平仮名・片仮名・ローマ字など(仮名遣い/外来語の表記/送り仮名/ローマ字のつづり方)

6.音声・音韻/文字・表記|7.平仮名・片仮名・ローマ字など(仮名遣い/外来語の表記/送り仮名/ローマ字のつづり方)
日本語教師養成講座の単元テスト用として自己学習のために作った穴埋めノートです。

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音声・音韻/文字・表記「仮名遣い」「外来語の表記」「送り仮名」「ローマ字のつづり方」などについてのまとめです。

仮名遣い

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平仮名で日本語を書く決まりを仮名遣いという。

  • 歴史的仮名遣い:明治時代
  • 現代かなづかい:1946年内閣告示・訓令
  • 現代仮名遣い:1986年内閣告示・訓令

現代仮名遣いのポイント

  • 四つ仮名:原則「」「」を使う。「ぢ」「づ」を使う時は、同音の連呼「つづる」「ちぢむ」・二語の連合「はなぢ」「こづかい」。
  • オ列長音:オ列の仮名に「う」を付ける。「おとうさん」。
    また、歴史的仮名遣いで「オ列の仮名」+「」または「」の場合は「お」を付ける。「とほい→とおい」「こほり→こおり」「ほほづき→ほおづき」。

外来語の表記

外来語の表記:1991年内閣告示・訓令。2つに分かれる。

  • 第1表:外来語や外国の地名・人名を書き表すのに一般的に用いる仮名。「ヂ」「ヲ」は含まれない。
  • 第2表:外来語や外国の地名・人名を原音や原つづりになるべく近く書き表そうとする場合に用いる仮名。「ヴェネチア」「ヴァイオリン」「クァルテット」「フューズ」。

「バレー」「バレエ」と区別して表記できる。

送り仮名

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送り仮名の付け方:1973年内閣告示・訓令。漢字仮名交じりで書く時の決まり。ただし、チラシなど狭いスペースに書く時は省略してよい。
活用のある語(活用語)は、原則活用語尾を送る。

通則1

許容:次の語(6つ)は活用語尾の前の音節から送ることができる。

  1. 表す:許容表わす
  2. 現れる:許容現われる
  3. 著す:許容著わす(あらわす)
  4. 行う:許容行なう
  5. 断る:許容断わる
  6. 賜る:許容賜わる

ただし、教育現場では本則を使用し許容は使わない。

通則2

本則:形容詞「おそろしい」は「恐ろしい」か「恐しい」か?
活用「おそろしい・おそろしかった・おそろしくない」で、語幹「おそろし」・活用語尾「い・かった・くない」で原則だと「恐しい」になるが「恐ろしい→恐れる」にするので「恐ろしい」が正解。

ローマ字のつづり方

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ローマ字のつづり方:1954年内閣告示・訓令。第1表で訓令式、第2表でヘボン式・日本式のつづり方を書いている。

  • ヘボン式(1885年):和英語林集成を作ったヘボンが始めた。音を意識している音声学的である。さしすせそ「sa shi su se so」、たちつてと「ta chi tsu te to」、はひふへほ「ha hi fu he ho」と書く。
  • 日本式(1885年):五十音図を意識した音韻論的である。さしすせそ「sa si su se so」、たちつてと「ta ti tu te to」、はひふへほ「ha hi hu he ho」と書く。
  • 訓令式(1937年):日中戦争の年、ローマ字のつづり方の統一を目指して政府が内閣訓令として公布。
    ・日本式の「di・du」を使わない→「zi・zu」で代用
    ・日本式の「wo」を使わない→「o」で代用
    ・日本式の「kwa(クヮ)」などを使わない
    としたけど広がらずヘボン式が復活。
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